日本一の老舗シューケアメーカー「コロンブス」の全面協力、Begin & MEN’S EX特別編集で好評発売中の書籍『究極の靴磨き』から、その中身をピックアップしてご紹介する。今回のトピックは、お手軽な靴磨きアイテム『ナイトリキッド』の注意点について。
短時間でできる靴磨き【PART 2】
5分でツヤを出す
ブラッシングよりも手軽で持ち運びも容易な秘密兵器がコロンブスを世界的ブランドに押し上げた『ナイトリキッド』だ。ただし重ね塗りはNG。3回に1回はクリーナーで落とそう。
【用意する道具】
クロス
柔らかでキメの細かな起毛タイプの『磨きクロス』。手洗い可。2枚入り。500円
液体靴クリーム
カルナバワックスを主成分とした中性タイプの乳化性液体クリーム『ナイトリキッド』。クリームを液体にすることで飛躍的に作業性を高めた。1992年にグッドデザイン賞を受賞。800円
ペースト状クリーナー
抗菌効果を与えるツヤ革専用クリーナー『ニューネオクリーナー』。天然抗菌防臭剤が悪臭の原因となる黄色ブドウ球菌を退治して抗菌効果を実現。ベタ付かず、速乾性に優れる。600円
【手順のポイント】
【1】ペースト状クリーナーを塗布する
片足でコーヒー豆1粒分の『ニューネオクリーナー』をクロスに取り、弧を描くように塗り込む。指先には力を入れず、指の自重だけで磨く要領で。『ナイトリキッド』は使用する際、この作業が大切になる。
【2】古いクリームを取る
これまでの汚れ落としと同じ要領だ。汚れたクロスはまめにずらし、常にきれいな部分で拭き取ってやろう。汚れ落としは全体が曇ったら次の作業に移って構わないが、すっぴんがベストなので時間の許す限りじっくり。
【3】液体靴クリームを塗布する
『ナイトリキッド』を目立たない部位から順に塗布。驚くほど簡単に艶やかな表情が。保革効果も十二分。クリームが均一に押し出されるスポンジ＋フェルト構造も『ナイトリキッド』の注目すべき点。カラ拭きすれば更に輝く。
【重ね塗りに注意】
古いクリームは必ず落とす
昭和の時代からサラリーマンの頼もしい味方だった『ナイトリキッド』。ワンタッチで光る魔法のクリームだが、塗り重ねると革の負担になりかねない。都度、古い『ナイトリキッド』を落としてやるのが肝要である。
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—INDEX—
ChapterⅠ 頻度に応じた靴磨き
おろしたての靴磨き／履き終わりの靴磨き／週に1度の靴磨き／月に1度の靴磨き／半年に1度の靴磨き
ChapterⅡ 短時間でできる靴磨き
1分で光らせる／5分でツヤを出す／30分で鏡面磨きを完成させる
ChapterⅢ 上級者向けの磨きを極める
立体感を出す磨きを極める／アンティーク磨きを極める
ChapterⅣ トラブル対策
キズ編／カビ編／塩吹き編／クレーター編／シミ編
ChapterⅤ 磨きがいのある デザイン別 究極の靴カタログ10選
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