日本一の老舗シューケアメーカー「コロンブス」の全面協力、Begin & MEN’S EX特別編集で好評発売中の書籍『究極の靴磨き』から、その中身をピックアップしてご紹介する。今回のトピックは「靴磨きのタイミング」。頻度によって所要時間（＝やるべきこと）がこんなに違うのだ。
頻度に応じた靴磨きとは?
靴磨きの基本は汚れを落とし、”栄養”を与え、光らせる、というものだが、毎度フルコースでは人も靴も疲れてしまう。靴磨きは履いた頻度に応じて変えるのが正しい。
【PART 1】おろしたての靴磨き
両足の所要時間
スムースレザーの場合：約5分
スエードレザーの場合：約2分
コードバンの場合：約10分
あなたが手に取るまでにその靴は長い旅を経ている。旅人が温かい風呂と地の酒と肴で長旅の疲れを癒やすように、おろしたての靴には”栄養”をたっぷり与えてあげたい。靴にとってのご馳走は、もちろん水と油だ。
【PART 2】履き終わりの靴磨き
両足の所要時間
約5分
1日あなたの歩行を支え、街の砂埃や水溜まりからあなたの足を守ってくれた靴はかなりお疲れだ。翌日も続けて履くなんてもってのほかだが、健やかな休息をとってもらうためにはアフターケアが欠かせない。
【PART 3】週に1度の靴磨き
両足の所要時間
約20分
週に2回、多い時で3回は履いただろうその靴は潤いが失われつつある。次の1週間も快調に走り続けてもらおうと思えば、この給水ポイントには栄養価の高いドリンクを用意しておく必要があるのは論をまたない。
【PART 4】月に1度の靴磨き
両足の所要時間
スムースレザーの場合：約30分
スエードレザーの場合：約10分
コードバンの場合：約20分
女性の化粧は毎日の身支度の一つだが、こと靴に関しては日々のケアさえ怠らなければかなりの期間、光沢をキープしてくれる。靴磨きのメインイベント、鏡面磨きは月1 回で十分だ。このパートで解説する。
【PART 5】半年に1度の靴磨き
両足の所要時間
約20分
電車で正面に座った相手の靴でもっとも目に付くのは爪先の削れだろう。実はもっともダメージを受けるのがソールである。ここでは便宜上半年に1回のケアとして紹介するが、気になったら速やかにケアしたい。
さらに深く、詳しく、丁寧に、靴磨きを極めるには・・・？
書籍『究極の靴磨き』好評発売中！
関連記事：日本一の老舗シューケアメーカーが直伝する”究極の靴磨き”とは？【書籍『究極の靴磨き』が発売】
―INDEX―
ChapterⅠ 頻度に応じた靴磨き
おろしたての靴磨き／履き終わりの靴磨き／週に1度の靴磨き／月に1度の靴磨き／半年に1度の靴磨き
ChapterⅡ 短時間でできる靴磨き
1分で光らせる／5分でツヤを出す／30分で鏡面磨きを完成させる
ChapterⅢ 上級者向けの磨きを極める
立体感を出す磨きを極める／アンティーク磨きを極める
ChapterⅣ トラブル対策
キズ編／カビ編／塩吹き編／クレーター編／シミ編
ChapterⅤ 磨きがいのある デザイン別 究極の靴カタログ10選
世界文化社刊 1300円＋税
>> Amazon.co.jpで購入する
