リゾートもシティライフもヘルシーに満喫! ビジネスクラスでオーストラリアへ【ケアンズ編】
久しぶりに長期で出かけることになった不定期連載・“男のひとり旅”。三寒四温で気温が乱高下する東京を離れ、行き先はオーストラリア・クイーンズランド州にあるケアンズ&ゴールドコーストの二都市。筆者は25年ほど前、シドニーに旅して以来の彼の地。例によって長くなるので、前後編に分けてご紹介!
大人にこそ最適解なLCCという選択
四半世紀前にシドニーに行ったのは、某エアラインがシドニー線を開設したばかりで、キャンペーン価格が出ていたからだったと記憶している。当時は新しいことをなんでも試してみたくて、たいして下調べもせずに飛び乗った。今回は、年もとったいい大人なので、明確な理由でエアラインを選んでみた。で、結果的にケアンズとゴールドコーストに行くなら、ジェットスター航空が最も便利という結論にたどり着いたのだ。
実は、人生初のLCC。「いろいろと制限があるんでしょ?」と、ずっと遠巻きに見ていたのだが、それは杞憂というものだった。自分にぴったりのスタイルで旅行ができるという点では、LCCの方がむしろ優れているのかも。荷物が多くなければ追加の料金を払わなくていいし、機内食だっていらなければ食べなくてもいい。あれ、これは何かに似ていると思ったら、スーツのカスタムオーダー。必要なものをプラスし、不要なものを排除する。コスト面ばからがクロースアップされるが、実際のところ、旅慣れた人ほど便利に使えるはず。
ということで、 JQ26便、成田発ケアンズ行きへと搭乗することに。成田空港の第3ターミナルも何気に初体験なもので、早めに空港につくよう調整した。以前から注目している“ヘラルボニー”の展示があったのでじっくりと鑑賞したり、搭乗前にたこ焼きとハイボールで一杯やってみたりとなかなか充実。成田は遠いけど、それなりに楽しい。
で、今回のチョイスはなんとビジネスクラス。結局ね、そうなってしまうのだ。でもですよ、それがフラッグシップキャリアのような金額ではないのがありがたいところ。いわゆるフルサービスキャリアのビジネスクラスではないが、エコノミーよりも断然シートピッチは広いし、機内食も機内エンタメもついているしで、大人の最適解。スパークリングワインとチキンをいただき、後はひたすら寝るとケアンズについているという算段。ビバ、夜便! これならギリギリまで仕事して、そのままバカンスへということもできる。