高い＝高級ではない！ 名⾨スイス製からお馴染み国産時計まで、30万円以下＊で買える傑作時計150本超を掲載した絶賛発売中のムック『U（アンダー）30万円で一生使える傑作腕時計150』。その中身をピックアップしてご紹介。
＊税抜き・2022年9月現在
【U30万円なのに一生直せる】
150年以上の歴史は伊達じゃない！
「生涯修理」宣言ブランド
どんなに古い自社製品でもメンテナンスに応じる”生涯修理”ブランドは、もちろんU30万円モデルでも生涯修理してもらえる。これは150年以上の歴史をもつ名門ならではの取り組みといえる。
LONGINES 1832年創業
1832年、オーギュスト・アガシがスイス・ジュラの山間で時計作りを開始してから今年で190年。今もコレクターの間で上質な懐中時計が垂涎の的となるこの工房は、甥のアーネスト・フランシロンに受け継がれ、やがてサンティミエの“ロンジン”と呼ばれる場所に先進的な自社工場を建設した。その際に現在も使われる有名な翼のある砂時計のロゴ、そして当時は画期的なシリアルナンバーが製品に刻印されるようになる。
この190年の間、ロンジンは幅広いジャンルで数え切れないほどの名作を生み出してきた。なかでも象徴的なのが、世界初の単独大西洋無着陸横断飛行を成し遂げたチャールズ・リンドバーグのために製作した1本である。「リンドバーグ アワーアングル ウォッチ」と名付けられたそのモデルは、航法の専門家ウィームスの助言のもと、太陽の時角を測定する回転ベゼルと回転インナーダイヤルを備え、経緯度と正確な位置が計算できる航空時計として1931年に初登場。当時の飛行士たちに必須のツールとなった。
ロンジンでは歴史的名作のほか、設計図、写真、映像、ポスターなどの資料を本社内のロンジン ミュージアムに保存。同時に1867年以降の製品のシリアルナンバーを綿密にデータ化し、集積している。これらのアーカイブをもとに、たとえ1世紀以上前のヴィンテージ時計であっても、その多くはスイス本国での修理対応が可能となる。ロンジンの時計はコストパフォーマンスの高いアンダー30万円のモデルが多いが、購入後の真面目な対応こそが、超名門たる所以なのだ。
創業の鍵を握る2人のキーパーソン
ロンジン創業者の2人、オーギュスト・アガシとアーネスト・フランシロン。1832年にアガシはスイス・ジュラで時計作りを開始し、その後、甥のフランシロンがその工房を受け継ぐ。そして1867年、サンティミエの“ロンジン”に新たな工場を設立した。
VFM（ヴァリューフォーマネー）のエレガントモデルも生涯修理可能
傑作ヴィンテージもスイス本国送りで対応可能！
1931年製作の「リンドバーグ アワーアングル ウォッチ」をはじめ、ロンジンの本社内に保管された190年にわたる名作や資料の数々。同社ではこれまで販売したすべての製品情報をアーカイブとして保存。それゆえヴィンテージ時計の修理も可能になっている（一部対応できないモデルもある）。
