【Pitti 100】100回記念のピッティ、MEN’S EXスペシャル現地レポートをお届け!

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2シーズンぶりのフィジカル開催となったピッティが無事終了! 
【Pitti 100/ 現地レポート #1】

Pitti 100
© AKAstudio-collective

2021年6月30日~7月2日、第100回「ピッティ・イマージネ・ウォモ」が、コロナ禍によって中止になっていた一年半のブランクの後、待望のフィジカル形式で開催された。

イタリアだけに留まらずヨーロッパはもちろん、アメリカやカナダなどから計6000人以上のビジター(そのうち4000名以上がバイヤー)を記録した。中には大手デパートのバイヤーたち、各国から訪れたジャーナリストは700名を超え、インフルエンサーの姿も多く見られた。

pitti100レポ
ピッティ100

今回の「Pitti 100」、そして今後のピッティやクラシックスタイルの行方について、「ピッティ・イマージネ」CEO、ラファエロ・ナポレオーネ氏はこう語った。

「2ヶ月しか準備期間がなかった状況下で無事開催できたこと自体が、人々に再出発へ向けたポジティブなイメージを与えたはずです。とはいえ、完全に元に戻るまではまだまだ時間がかかり、次回以降がどうなるかについても、あと数ヶ月先の様子を見なければ何とも言えません。コロナでメンズファッションは変わると言われますが、結局クラシックを愛する人は必ずいて、選択肢の変化はあってもエレガンスを求める部分は変わらないと思っています」

ラファエロ・ナポレオーネ氏
ラファエロ・ナポレオーネ氏。

「エンテ・モーダ・イタリア」総務長、アルベルト・スカッチョーニ氏は以下のように語った。

「今回のピッティはビジネス的にはまだウォーミングアップ状態ですが、精神的にポジティブさを与えてくれた特別なものだと思っています。次回については秋以降の状況次第ですが、結局皆がフィジカルなものを求めていたことは明らかで、オンラインはそんな人々の思いにはかなわないと思います。ファッションについては、これからはシンプルで男らしいものが求められる時代が来るのではないかと思っています。コロナ禍で皆が本質を見るようになり、長く使える良質なものを選ぶ傾向が強くなるのではないでしょうか」と語った。

アルベルト・スカッチョーニ
アルベルト・スカッチョーニ氏。

コロナ禍において、長い間辛い状況を過ごしてきたイタリアにおいて、今回のピッティは再スタートの象徴であり、ファッション界全体にポジティブなメッセージを放ったといえよう。

また、今回はこれまでPittiに深く関わってきた世界各国の人々100人から集めたコメント集「PEOPLE OF PITTI」のブックレットが会場内で配布されるとともに、場内にはフラッグ形式で各人のメッセージが展示された。10年近くPitti取材を続けてきたMEN’S EX編集長平澤からのコメントも、場内に展示された。

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