本格眼鏡とは？ なぜ本格眼鏡が必要なのか？ どんなブランドがあるのか？ を一冊で網羅する『本格眼鏡大全』が発売に。1000本ものフレームが掲載された本書から、ここでは国内外の本格眼鏡ブランドをピックアップしてご紹介する。

TOM FORD EYEWEAR（トム フォード アイウエア）

ファッション業界で絶大な支持を得ているアイウェア

世界的なファッションブランド、グッチ、およびイヴ・サンローランのクリエイティブディレクターを務め、数々の賞を受賞したトム・フォード氏。2005年に、自らのブランドを立ち上げた。そのなかでもアイウェアは、メンズやウィメンズのウェア部門、そしてビューティ部門と並ぶ大きな柱として扱われている。

トム フォード アイウエアのフレームは、ウェリントンやボストンなどのクラシックなデザインを、カッティングやラインの妙でエレガント、かつモードに具現化したもの。特に注目はヨロイ部分からテンプルにかけてキラリと光るTアイコンだ。一目でそれとわかるラグジュアリーなデザインで、目元に行き過ぎない華を添えてくれる。このTアイコンは瞬く間に話題となり、ハリウッドセレブの定番に。日本では各界著名人をはじめ、ショップスタッフやスタイリストなど、高感度な人がこぞって支持した。

近年はよりシャープに見せる進化型のTアイコンに加え、ヨロイ部分と同色にしてさりげなくあしらったモデルも登場。デザインのバリエーションは増え続けている。フレームはイタリアの大手眼鏡メーカーであるマルコリン社によりハンドメイドで作られており、高級感のある質感や、バネ蝶番を装備するなどといった機能面も人気を後押ししている。日本人の顔にも合わせやすい、アジアンフィットを展開しているのも嬉しい。

タイムレスでエレガント、セクシーさも備えたトム フォード アイウエア。ファッショニスタの支持が高いのも頷ける。

デザイナー
トム・フォード

デザイナーとしてだけでなく、映画監督として活躍する一面も。自身が監督した『シングルマン』では主人公を演じるコリン・ファースが「TF5178」を掛けて登場し話題となった。