「人の一生を生き、一度死んで現実に戻る」俳優・鈴木亮平さんインタビュー

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春からの主演ドラマや今夏公開の映画も控える一方、著作の評判も上々。新たな境地へと踏み込みつつ、広く深く魅力を増してきた俳優、鈴木亮平さん。世界が苦難に直面する今、彼は何を考え、どう動いたのか。その言葉は示唆に富み、勇気を与えてくれる。

「人の一生を生き、一度死んで現実に戻る。その経験は大きかった」

鈴木亮平さん_バストアップ

――主演されたNHK大河ドラマ『西郷どん』のスタート時以来、3年数か月ぶりにM.E.にご登場頂きました。

鈴木 あの1年間で得たものはすごく大きかったですね。激動の時代に、激動の人生を生きた人の若い頃から晩年までを追体験させてもらえて、1回死ねる。それで、また現実の自分に戻ってくるような感覚がありました。それまでより、少し大局でものを見られるようになったかもしれないですね。いい意味で力が抜けるようになってきたと言うか。30代前半までは自信も経験もないので、全方位的にがむしゃらにやるしかなかったんですが、ここに力を入れればいいというのが何となく分かってきました。そうすると肩の力が抜け視野も広がり、パフォーマンスも上がるように思います。

――それにつれて、着こなしや身に着けるものにも何か変化が?

鈴木 ちょっと前まで、どんどん地味になっていたんです。僕の場合、内面にグッと向かうと、外見を気にしなくなるタイプみたいで。ですが、『世界はほしいモノにあふれてる』という番組をやらせて頂いて、だいぶ影響されました。職人さんのこだわりが詰まったハンドメイドのものが多数登場するんですが、ひとつひとつの個性的な魅力だとか、世界の国々の色使いとか見ていると、いいなと思って。今まで着なかったピンクを身に着けてみたり。カッコつける必要はないんですが、自分が楽しくて、気持ちが上がるものって、素直に意欲を持って取り入れていきたいと思い始めました。

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