本格眼鏡とは？ なぜ本格眼鏡が必要なのか？ どんなブランドがあるのか？ を一冊で網羅する『本格眼鏡大全』が発売に。1000本ものフレームが掲載された本書から、ここでは国内外の本格眼鏡ブランドをピックアップしてご紹介する。

Seacret Remedy（シークレット レメディ）

女性を美しく見せるディテールが随所に

2010年にデビューしたシークレット レメディは、女性の要望をアイウェアでかなえるウィメンズブランドだ。ディレクターを務めるのは、国内の眼鏡メーカーで経験を積んだ小向真由美氏。女性にとってアイウェアは表情を彩る重要なアクセサリーの一つ。同ブランドでは女性の眼差しをより魅力的に見せる額縁のようなものだと捉え、フロントのシェイプやサイジング、ディテールやカラーリングなどに、女性を美しく見せる“秘密の処方”が随所にちりばめられている。

そのコンセプトは、フレームで如実に体現されている。例えば、サイズ感。ボストン形のようなクラシカルなフォルムは、通常のシェイプよりも天地幅を浅くするなどして、女性がきれいに掛けられるサイズ感に落とし込まれている。また、女性の目元にツヤ感や華やかさを加えるべくメタルの質感やカラーリングについても気を遣い、いずれも掛けるだけでメイクのような効果が得られるフレームに仕上げられているのだ。

その一例が、「S-031」や「S-041」で使用されている、オリジナルの「ティアラブリッジ」。ボールチェーンをモチーフにしたメタルのブリッジが、光を受けてキラキラと輝き、目元に行き過ぎないツヤ感をプラスする。単に可愛いだけではない、洗練されたディテールによって大人の女性を美しく見せてくれるというわけだ。

女性デザイナーならではの“処方”が随所に感じられる同ブランド。女性なら、ぜひこの処方にあやかってみては？

素材への気遣いも

同ブランドのフレームは、すべて鯖江でハンドメイドされている。メタルにはニッケルフリーのチタンを採用するなど、身体に優しい素材を厳選。そんな気遣いも女性に嬉しい点だ。