冬の金沢・富山からボルボの最新電動モデル「V90」を走らせて考えた燃費事情【前編】

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ボルボの最新電動モデル「V90」  

各自動車メーカーが強化する燃費事情を探る旅

2017年、ボルボは2019年以降に発売する全てのモデルを電動化すると発表。ここでいう電動化とは、電気自動車だけではなく、プラグインハイブリッド(PHEV)や、48Vマイルドハイブリッドを含むものだ。内燃エンジンのみのモデルの終焉を意味するこの宣言は、世界に大きなインパクトを与えた。

そして2020年、その宣言通りにボルボの日本販売ラインナップから内燃エンジンのみの選択肢が消滅。すべてのモデルがPHEVもしくは48Vマイルドハイブリッドとなり、電動化戦略の第一段階が完了した。そうした流れをうけ、ボルボのフラッグシップエステート、V90も全車パワートレインを一新。今回試乗用に用意されたのが、「V90 B6 AWDインスクリプション」だ。

この「B6」というパワートレインは、最新世代の2ℓ 4気筒ターボエンジンと、ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)、そして48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせたもの。ISGMによる回生ブレーキで得た電力をリチウムイオンバッテリーに蓄電し、エンジンの始動や動力補助を行う。さらにこの電動システムを活かしたスーパーチャージャーを搭載。ターボ過給が始まる前の低回転域を補完することで、シームレスな加速を実現している。その効果はスタート時から即座に体感できる。スターターモーターに代わってISGMによってエンジンの始動や、アイドリングストップからの再始動を行うのだが、ノイズやバイブレーションが大幅に低減され、力強く、スムースに走りだす。

今回の旅は加賀百万石の城下町、金沢を起点にぶらりとドライブしながら、最終的なゴールは東京を目指すというものだった。出発前夜は、金沢駅西口に2020年8月にオープンしたばかりのハイアット セントリックに投宿。金沢の伝統工芸や歴史をモチーフとしたモダンアートなどが至るところに配されており、いやがうえにも旅行気分が高まる。

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