現存する世界最古の眼鏡メーカー「アメリカンオプティカル」の名作サングラス7選

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本格眼鏡とは? なぜ本格眼鏡が必要なのか? どんなブランドがあるのか? を一冊で網羅する『本格眼鏡大全』が発売に。1000本ものフレームが掲載された本書から、ここでは国内外の本格眼鏡ブランドをピックアップしてご紹介する。

American Optical(アメリカンオプティカル)

オリジナルパイロット(American Optica)
品番 オリジナルパイロット(詳しくは下記にて)

マスターピースを生んだアメリカ眼鏡の金字塔

アメリカンオプティカルは、1833年にマサチューセッツ州サウスブリッジに設立された、現存する世界最古の眼鏡メーカーだ。同ブランドはその長い歴史の中で、眼鏡史デザインに残るマスターピースを数多く生み出してきた。

例えば、1874年には世界初の縁なしフレーム、1885年にはテンプルのモダン部分が湾曲したケーブルテンプル、1891年にはアメリカで初の金貼り製のフレームを開発した。また、1924年には紫外線と赤外線を吸収するオリーブ色の「カロバー・レンズ」を開発し、後に北米海軍にサングラスを提供する。なかでもブランドの名を世界に知らしめたのが’58年に誕生した「フライトゴーグル58」だ。こちらはアポロ11号による月面着陸の際に、アームストロング船長と乗組員たちが着用した伝説的モデル。現在はワシントンのスミソニアン博物館に永久展示されており、「オリジナルパイロット」の名で今も生産されている。ヘルメットをかぶったまま装着できるストレートテンプルを搭載したクラシカルなティアドロップには、根強いファンが多い。また、’60年代にマルコムXが愛用し、近年、リバイバルブームのきっかけを作ったサーモントフレームも、実は同ブランドで製造されたフレームなのだ。

現在、アメリカンオプティカルは鯖江のブロスジャパンが日本の総代理店になって展開。伝説的モデルを創出したアメリカンクラシックの金字塔は、こだわり抜かれたディテールで、今もクラシックフレームのファンを魅了し続けている。

American Optical(アメリカンオプティカル)

 BRAND INFO 
創業年/1833年
創業者/ウィリアム・ビーチャー
現在地/アメリカ・サウスブリッジ
問い合わせ先/ブロスジャパン
TEL:0778-52-7075

世界最古の眼鏡メーカー

世界最古の眼鏡メーカー

今なお操業する眼鏡ブランドのなかでは、世界最古となるアメリカンオプティカル。早くから量産体制を築き上げ、フレーム開発の進歩に貢献した歴史的なブランドである。


2024

VOL.341

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