プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
PRGR 01 IRON/プロギア 01 アイアン 【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.99】
難しすぎず、フィーリングがいい
ちょうどいい中級者向けアイアン

ライター・ツルハラ プロギアからは「プロギア アイアンズ」という新シリーズのアイアンが2モデル登場しています。今回、奥嶋プロに試打してもらうのは「01 アイアン」というもデル。軟鉄にチタンを複合したフォージドアイアンです。
奥嶋プロ バックフェースの中央は、色が違っていますね。ひょっとして、ここがすべてチタンなんですか?

ライター・ツルハラ そうです。特殊な製法を使って、チタンを挟み込むように軟鉄で鍛造してあるそうです。バックフェースから見えている部分だけじゃなくて、ヘッド内部にはもっとチタンが隠れているんですよ。
奥嶋プロ ゼクシオのアイアンみたいにチタン素材のフェースを使うことで反発を高めているアイアンもありますよね。それとは違うんですか?
ライター・ツルハラ この「01 アイアン」の場合は、それとは異なる効果をもたらすためにチタンが使われています。チタンは比重が軽い素材なので、ヘッド素材として使うと軽量化することができます。ヘッド中央部にチタンを使うと、これまでよりもヘッド外周部分に重量を配することができるようになるんです。
奥嶋プロ なるほど、分かりましたよ。ヘッド外周を重くすることで、ヘッドを高慣性モーメント化したアイアンになっているんですね!

ライター・ツルハラ そういうことです。打ってみると、それとは別に驚くところもあるんですよ。フフフ。
奥嶋プロ ヘッド自体は大きすぎず、小さすぎず、オフセットが少なくてスッキリした顔つき。中級者にちょうど良さそうな雰囲気のアイアンです。では、今回も2パターンのヘッドスピードで打ってみます。おりゃ!