プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー！

TAYLORMADE SIM DRIVER
【プロ＆アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.81】

どれだけ叩いても球がフケ上がらない
構えやすさと打感は過去最上級！

ライター・ツルハラ　2015年から続いてきたテーラーメイドのMシリーズが刷新されて、2020年モデルはSIMシリーズとなりました。従来のMは、複合素材の〔Multi Material〕を意味していましたが、SIMは〔Shape In Motion〕の頭文字。ヘッドの空力性能を重視した設計になっています。PGAツアーでは、すでにタイガー・ウッズやローリー・マキロイをはじめ多くの選手が使い始めている注目モデルです！

奥嶋プロ　構えたときのヘッドの見た目がいいですね〜。カラーリングがいいし、ソールの据わりもいい。ヘッドをビシッとスクエアにセットできて、めちゃ構えやすいです。

ライター・ツルハラ　クラウンのカーボン部分は「クロミニウム」と呼ばれるダークシルバー。フェース側は「チョークホワイト」という色合いになりました。高級感があるし、最上級の構えやすさを感じます！

奥嶋プロ　前モデルの「M5」から、ヘッドシェイプも少し変わりましたよね？

ライター・ツルハラ　ヘッド後方のふくらみの頂点がトゥ寄りになって、洋ナシっぽい形状になりました。それと今回の「SIM ドライバー」は、スイング中のヘッド空力抵抗を抑えるためにクラウン後方が高くなっています。同時にヘッドの深・低重心化を図るために「イナーシャ・ジェネレーター」と呼ばれる大型ウェイトがソール後方に搭載されているんですよ。

奥嶋プロ　では、とりあえず試打してみましょう。僕の普段どおりのヘッドスピードと、ヘッドスピード40m/sの2パターンで打ってみます。楽しみだなぁ。おりゃ！