
男は変わった。靴・小物はどうだ?
バブル崩壊、IT革命、リーマンショックetc.男の生き方も美意識も大きく変わった平成時代には無数の靴・小物が生まれ、名品として進化してきた。その歴史を顧みつつ、これからの展望を考えてみよう。

平成を見てきた服飾名士たちが語る
ファッションディレクター 青柳光則さん(左)
1960年生まれ。出版社勤務を経て’83年独立。DC、クラシコなどトレンドの現場を牽引。
服飾評論家 池田哲也さん(中)
1968年生まれ。’90年三越入社後ローマ駐在。クラシコブーム前から当地の魅力に触れる。
ビームス ドレス部ディレクター 吉田周平さん(右)
1969年生まれ。’89年ビームス入社。バイイングを通して平成ドレスクロージングを主導。
平成とこれからは日本が繋ぐ【平成紳士の名靴・名小物 多事総論 #5】

M.E. さて、最後は日本について。
フォーナインズの逆Rヒンジメガネ

立体的に吸い付く驚きのフィット感
フロントとテンプルを繋ぐヒンジ部分に弾力性の高いチタン素材を用いた独自機構「逆Rヒンジ」で”かけ心地のいいメガネ”の象徴に。『眼鏡は道具である。』をコンセプトに、機能とデザインの融合を常に模索。こちらはメタルとプラスチックのコンビネーションが旬な「M-104」。4万3000円(フォーナインズ)
池田 昔から日本は優れた素材の供給元で、モノ作りのレベルも高かったのですが、ジャパンをブランドにした先駆者はフォーナインズでは。
吉田 フィット感が抜群で、相当研究を重ねたんだろうなというのが伝わってきます。感心しますね。