老舗和菓子店「空也」の5代目が「アンコマン」としてDJ活動を続ける理由とは?

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責任ある役職につき、ビジネスの第一線で活躍するエグゼクティブたち。仕事に打ち込むのは勿論だが、余暇や趣味に対しても決して手を抜かない。それは、その時間を通じて得た学びや経験がビジネスにも生かされるからだ。自身のOFFの時間でも、”求道”すること止まない方々に、そこで得たきづきを教えていただいた。

老舗和菓子店5代目 山口彦之さん

1979年生まれ。サラリーマンを経て「空也」に入社。2011年に新業態の和菓子店、「空いろ」をスタート。スイーツのような新感覚の和菓子で、アンコの魅力を世界に伝えている。

音楽を通じて新しいつながりを生み出す「DJ」

DJ

空いろ銀座金春通り本店

学生時代は六本木WAVEに通い詰めた程の音楽好き。この日は六本木ヒルズで開催された「アンコマンないと」にて、52階から夜景を見下ろしながらDJ。

右の写真は、今年の4月にオープンした初の路面店となる「空いろ銀座金春通り本店」にて。



和菓子の伝道師、アンコマンの挑戦

最中で知られる老舗の5代目がなぜDJを?

「クリエイターが集うバーで、皆がDJになりきって選曲するのを見てひらめいたんです。練り切りで四季を表現する和菓子職人もいわばクリエイター。DJをするのもありなのではと。そこで同業の仲間と2年前に始めたのが、音楽と和菓子とお酒を楽しむイベント、『アンコマンないと』。正直DJに憧れもありましたが(笑)、昨今の和菓子離れに対する危機感も強かった」

始めてみたら和菓子離れなど嘘のような大盛況。

「お客様の生の声を聞ける機会は貴重。イベントを通じて異業種とのコラボも実現するなど、人をつないで距離を縮める音楽の素晴らしさを改めて感じています」



[MEN’S EX2018年08月号の記事を再構成]
撮影/野口貴司(San・Drago)、若林武志、岡田ナツ子、大泉省吾、長尾真志、河野敦樹、池田佳史・仲山宏樹(以上BOIL) スタイリング/四方章敬、佐々木 誠 ヘアメイク/松本 順(辻事務所) 構成・文/伊澤一臣 文/長崎義昭・中河由起恵(以上Paragraph)、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、間中美希子、礒村真介、酒向充英

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