【東京大学大学院工学系研究科 特任准教授 松尾 豊さん】スーツ オブ ザ イヤー2018受賞者インタビュー

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SUITS OF THE YEAR 2018
イノベーション部門



松尾 豊さん

スーツで新時代を掴む男
東京大学大学院工学系研究科 特任准教授 松尾 豊さん

イノベーション部門は、人工知能研究の第一人者にして産学連携で日本の国力アップに奔走する東大准教授の松尾 豊さんに決定した。先端研究者のイメージとは裏腹に、正統派の装いへの理解も深い。

松尾 豊(まつお・ゆたか)

1975年生まれ。東京大学工学部電子情報工学科卒。同大学院博士課程修了後、産業技術総合研究所研究員に。スタンフォード大学客員研究員を経て、’07年より東大に。

着る人を格好良く見せるのがスーツ。これを着ないほうが損だと思います

日本の人工知能研究を牽引する東京大学の松尾 豊特任准教授。彼には今までの日本の工学者のイメージを覆す二つの側面がある。ひとつは自らの研究を精力的に進める一方、国や企業に対するITの啓蒙活動に尽力し、産学連携も率先して行っていることだ。

「スタンフォード大でひたすら論文を書いていた頃に気づいたんです。研究し、論文を書くだけでは社会にインパクトを与えることはできない。それより今は、グーグルみたいな仕組みを作るほうが大事なんじゃないかと。大きなビジネスができれば多くの研究者を雇え、新たな技術開発もできる。それがお金を生み、ぐるぐる再投資のループが回り出す…。日本がITやAIで世界に遅れを取ったのは、そういう仕組みを作れていないからです。だから東大に戻って以降、産学連携で再投資のループを作ることが自分の大きなテーマのひとつに。いろいろ言われることもありますが、僕の中ではこれも大学のあるべき姿で、これからのグローバルスタンダードと考えています」

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