ブランド再建の切り札となるか? 400台限定のSUV「アルファ ロメオ ステルヴィオ」に試乗する
セダンを凌ぐほどスポーティ
ネーミングは、イタリア北部にある世界屈指のワインディングロード、ステルヴィオ峠が由来。その名に違わず、アルファ ロメオ ステルヴィオ ファースト エディションは、とにかくフットワークが冴え渡っている。
アルファ ロメオ ステルヴィオ ファースト エディションのボディ(写真2枚)
本格導入の前に登場したのが限定400台のファースト エディション。内外装に特別装備を与え、スタンダードなモデルよりも上質感を高めた仕様となっている。ファースト エディションの車両価格は689万円。
ジュリアと共通のプラットフォーム「ジョルジョ」を採用。高い視線を除けば、SUVに乗っていることを忘れさせるほど、軽快なハンドリング。
LEDデイタイムランニングライトを備えたバイキセノン式ヘッドライトを中心とした印象的な顔つき。特徴的な盾型のフロントグリルと、バンパー両端に設けられたエアインテークがアルファ ロメオであることを強烈にアピールする。
有機的なラインを見せるリアスタイル。LEDを採用した横長のテールランプや口径の大きなマフラーはスポーティな雰囲気を漂わす。
全長4690mm×全幅1905mm×全高1680mmというボディサイズ。ホイールベースは2820mmとなる。20インチの5ツインスポークアルミホイールはファースト エディション専用品となる。
シートにはプレミアレザーを採用。写真のレッドのほか、ファースト エディションにはブラック、チョコレート、ベージュが用意されている。
後席の膝まわりはやや狭く思える。大人でも十分に座れるが、やはりステルヴィオは前席、できれば運転席に座りたくなるクルマだ。
シンプルで余計な装飾を押さえたことでデザイン自体の美しさをみせるインパネ。オーソドックスなスイッチの形状や配置となっている。8.8インチディスプレイを採用したインフォテインメントシステムはApple CarPlayやAndroid Autoに対応。