スリムなケースと、テンプやガンギ車など機械式の心臓部をスタイリッシュに露出したデザインにより、発売以来人気のシリーズに追加された新色。
グラデ文字盤がオリエントの往年のモデルを彷彿させるのもいい。
搭載する新ムーブメント46系F7-50はシースルーバックからも視認可能だ。
自動巻き(手巻き付)。径41㎜。厚さ10.8㎜。SSケース。本ワニ皮革ストラップ。
右:15万円。左(ブラックIPベゼル):15万5000円
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腕時計の文字盤の定番カラーは白や黒。堅実に行くならそれらが正解だが、たとえば得意先のパーティへの出席やクライアントとの会食など、ビジネスにおいても男としての奥行きや色気を表現したいこともある。そんなときに手元で絶好の輝きを放つのがオリエントスター「スリムスケルトン」の新色だ。かたや男性の装いの基本色であるブルー、もう一方は昨今のトレンドカラーとリンクするディープレッドを纏い、共に外周に向かって色調が濃くなるグラデーションで粋に味付け。オープンワークで機械の心臓部を見せた盤面が一層洒脱だ。
しかもこれらの時計は単に美しいだけでなく、風格と気品も併せ持つ。それもそのはず、現在、秋田県羽後町に工房を構えるオリエントスターが誕生したのは1951年。機械式ムーブメントへの頑なこだわり、丁寧な職人技、そして優れたデザイン性をもつ国産ブランドとしてファンを魅了してきた。いわばこれらはそんな歴史を凝縮したもの。大切な商談の場で力強く芯のある男をアピールしたいときにも頼りになるモデルだ。
撮影/若林武志 文/吉田 巌(十万馬力)