2019年7・8月号

2019年7・8月号

2019年06月06日発売

PREMIUM STANDARD 王道(スタンダード)のゴールとは

王道(スタンダード)のゴールとは

スーツには正統と言われる靴を合わせれば、それでいいのだろうか。有名な名品を持っていればそれで幸せなのだろうか。王道を辞書で調べると、有徳の君主が仁義に基づいて国を治める政道、などとある。つまり我々の暮らしに置き換えると、間違いのない常識や基本教養といったものだ。だが今、個性が重視される現代において価値観も多様に広がっている。例えば装いにおいて、「素敵」とされるのはルールに則ったスタイルよりも、その人の人となりが表れたものだったり状況に応じて柔軟に加えたアレンジだったりする。今回M.E.は、皆が「らしさ」を楽しめて、共感してもらえる価値観を新時代の王道と考えた。そしてそのらしさの先で手に出来るプレミアムな経験は何か、ゴールを考察する。

時代に左右されず愛される普遍性

時代に左右されず愛される普遍性

流行や時代の空気を捉えることも大切だが王道の男の到達点を目指すなら重んじたいことがある。それは普遍的な価値をもつものを見極め、それを尊ぶこと。時を超えても廃れない価値や美をもつ”本物”を自身のスタイルの核としたい。紳士の装いの基本であるドレススタイルについて考えたとき、リヴェラーノ&リヴェラーノのスーツはまさに時に左右されない普遍の美を体現。その魅力をユナイテッドアローズ クリエイティブアドヴァイザーの鴨志田康人氏に訊いた。

趣味に本気になれるサードプレイスを持つ。

趣味に本気になれるサードプレイスを持つ。

サードプレイスとは元々は社会学者レイ・オルデンバーグが提唱した、家や職場以外でくつろげる第3の居場所。そこには多分にアカデミックな要素が含まれてはいるが、あえて細かいことは無視して、シンプルに自分が自分自身に還る場所と定義してはどうだろう。

王道的装い、今、目指すべき3ヶ条

王道的装い、今、目指すべき3ヶ条

装いにおける「王道」とは一体どのようなものなのだろうか。それは時代とともにどう変化するのか。ドレスクロージングの現場を長年見てきた30代〜60代の識者を集め、これからの王道的装いについて考えるクロストークを行なった。さて、その先に見えてきたものは?

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2024

VOL.341

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