2018年6月号

2018年6月号

2018年05月07日発売

「脱・スーツ」の流儀

「脱・スーツ」の流儀

今年もいよいよ、軽装解禁の時期がやってきた。ノータイから始まって、軽快なジャケパン、そしてノージャケットとビジネスウェアを”脱いでいく”この時期。だが、”脱ぎ方”に気をつけなければ、品位も失われてしまう。あくまできちんと、そのうえで涼しく装う。そんな「脱・スーツ」の流儀をイチから解説しよう。

ハードな夏のビジネスを、もっと「イージー」にするための方策だ

「脱・スーツ」の流儀とは…
ハードな夏のビジネスを、もっと「イージー」にするための方策だ

麗かな五月晴れが過ぎれば、梅雨、そして夏。ハードな季節は、少しでもラクに仕事をしたいものだ。といって単なる軽装では、どうにも間の抜けた印象で夏の装いは意外と難しい。そんな声を多く聞く。そこでM.E.流の脱・スーツは「イージー」をテーマに考えた。ノータイ・ノージャケでも、簡単にきちんと見えるコツ。夏の不快を和らげる、涼しくラクな着心地の服。汗汚れやシワ対処の煩わしさから解放される、ケアのしやすい服。品位と快適を両立し、正しく「脱・スーツ」を実践すれば夏の仕事はもっとイージーになることだろう。

まず【脱】タイより始めよ

物事の始めは手近なところから、という意味で「隗(かい)より始めよ」の言葉があるが、脱・スーツの第一歩は、まず「タイより始めよ」と提言したい。脱・ネクタイは意外とサマになりにくいものだが、コツさえ掴めばカンタン。カギは、シャツの選び方にある。

天然の機能素材で情緒ある快適を愉しむ

天然の機能素材で情緒ある快適を愉しむ

夏場ともなれば最新の高機能素材を用いた服がショップを席巻するが、一方で昔から世の伊達男に愛されてきた天然の機能素材も根強い人気を保っている。クラシックなイメージに反し、今日でもその快適性能が有効であること、さらにはその風合いや佇まいに、他に替えがたい魅力があるからだろう。情緒ある正統派の夏スタイルを築きたいなら、これだ。

汗をかいたら、洗えばいいじゃないか

汗をかいたら、洗えばいいじゃないか

“洗えるジャケット”は便利だけど見た目がね……という考えはもはや過去のもの。今や風合いはそのままにウォッシャブルを実現したジャケットが、当たり前になってきたのだ。

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