クラシックで程よく"エエコク"(英国)!「ラッシャーミルズ」のスーツ地を知っているか―?【どうしても欲しいスーツ】

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春先のお買い物を制するための
生地ヨリな話。



クラシカルな表情と実用性で、昨今好調な英国的生地。中でも人気なのが、英国の老舗・ラッシャーミルズだ。同社の素材に注目する辣腕バイヤーたちに、その理由を訊いた。

生地ヨリな話
矢吹宗士さん(左)/鏡 陽介さん(右)

「オーセンティック好きの方もトライしやすい、優しい色気があります」


シップス 商品企画担当
矢吹宗士さん

矢吹宗士さん

シップスのオリジナル商品をメインで担当。リアルに使えて表現力がある生地として、ラッシャーミルズに注目。

「質実剛健さと艶のバランスが魅力ですね」


三越伊勢丹 バイヤー
鏡 陽介さん

鏡 陽介さん

M.E.の生地企画のご意見番。ミラノで行われる生地展に足繁く通い、国内外の生地メーカーから厚い信頼を得る。



ベタにならない、絶妙なバランス感覚が強い!

M.E. M.E. 最近、店頭でラッシャーミルズを見かけることが増えています。M.E.でもクラシックかつ、仕立て映えや実用性に優れるという観点で英国的な生地を推してきましたが、人気の理由はやはりそこでしょうか?


鏡 陽介さん  それもありますが、最大の魅力はバランスの良さです。英国生地は質実剛健なものが多く、イタリア生地は艶やかなものが多いのですが、両者の魅力を兼ね備えた素材というのは貴重です。ラッシャーミルズはスティレ ラティーノなどの人気イタリアブランドにも生地を供給しており、英国的な組織の中にイタリア的な色気を備えた、絶妙なバランスになっているんです。このシップスさんのポーラもいいですね、タッチが柔らかくて。悪目立ちはせず、お洒落で、きちんとした印象になる。これでこの価格は素晴らしい。


矢吹宗士さん 矢吹 もともとあった3PLYモヘヤウールをウールだけにし、よりウールの質感を際立たせました。仕立て映えがよく、ポーラ特有の通気性もありながら、ご指摘の通り強く撚りすぎていないので、しっかりしているのに柔らかさがある。僕自身も好きなテイストです。「どこか柔らかさがある」のは、三越伊勢丹さんのウールモヘヤ素材も同じですね。


鏡 陽介さん  モヘヤはハリや光沢が美しい反面、強く出すぎるとラギッドな印象になってしまうんです。最近はモヘヤメインの素材もありますが、この生地ではモヘヤの長所は生かしつつ、混率は抑えてタッチを柔らかくしています。シップスさんの3PLYにもいえることですが、「エレガントすぎず、かといって個性的すぎない、ちょうどよい感じ」なんですね。


矢吹宗士さん 矢吹 これってありそうで、なかなかない素材なんですよ。仕立て映えもよく、長く愛用でき、色気があるけどベーシック。感度の高い方はもちろん、オーセンティックな服が好きな方も安心して着ていただけます。


M.E. M.E. クラシカルでありながら現代の色気もあり、実用性も兼ね備えている。人気が出るのも納得です!



この柔らかな雰囲気がポイント

この柔らかな雰囲気がポイント

クラシカルなポーラといえば強撚タイプが頭に浮かぶが、こちらの3PLYポーラはあえて強撚にしすぎず、どこかイタリア的な柔らかな色気を獲得。本格にして本格すぎない、といったバランス感覚こそが、ココの真価なのだ。



LASSIERE MILLS
ラッシャーミルズの「エヴァーラスティング」

ラッシャーミルズ
英国らしさを現代的に表現する

英国らしさを現代的に表現する

英国ハダースフィールドで1949年に創業。英国らしさを今に落とし込んだ生地コレクションとして、2016年にスタートしたのがこのコレクション。サヴィルロウで重宝される"サヴィルロウヤーンカウント"=52番手の糸を用いたクラシカルな組織を中心にしながら、時代に適った提案性も備える。


今日は何する?何着る?

365DAYS今日のVゾーン

2019年VOL.306月号

2019

VOL.306

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