【”着回し力”で選ぶジャケット&パンツ】セレクト&百貨店のキーマンが証言!「今、売れているのは…

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ライフスタイルや職場環境の多様化に伴い、最近は仕事に&休日にと幅広く着られる、適応力の高いジャケットやパンツが増えている。
「今」のニーズを知り尽くしたお三方に、そのリアルと賢い選び方を教わった。

青木崇利さん、洞内 浩さん、太田裕康さん
左から太田裕康さん/洞内 浩さん/青木崇利さん

c_fashon_171019_sf_d.png ザ ソブリンハウス ディレクター
太田裕康さん

丸の内のドレススタイルを牽引する同店の司令塔として、オーセンティックな顧客を多く抱える。趣味はバス釣り。
「最近は丸の内でも、派手なジャケットのビジネスマンも多い印象です」


c_fashon_171019_sf_d.png 新宿髙島屋シニアマネージャー兼ストアバイヤー
洞内 浩さん

宣伝・広告・企画・MDを経て、紳士服担当に。絶妙な色彩感覚は、業界人の間でも話題に。人呼んで”色柄の魔術師”。
「ビジカジはもちろんカジビジ(休日目線)の需要が増えています!」


c_fashon_171019_sf_d.png ビームスFショップマネージャー
青木崇利さん

大人の良質着を揃える、原宿のビームスFの店舗を統括する青木さん。一見穏やかだが、そのアドバイスは旬を鋭く捉える。
「カジュアルでも”見た目は上品”なことが大切です」


ジャケパンを通じて「着回し」の楽しみを知ろう

ME M.E. 「着回しが効く」ことはこの数年、服選びの重要な尺度ですが、最近はビジカジならぬ、”カジビジ”(休日目線)で着回せる服が欲しい、という方も多いそうですね。


洞内さん 洞内 クールビズがきっかけでドレスコードのカジュアル化が進み、仕事=スーツという概念が絶対ではなくなりましたね。PC入りのリュックを携行するIT業界の隆盛や、オフタイム重視の広がりも一因です。


青木さん 青木 ジャブス アルキヴィオのようなドローコード付きのパンツが店頭で人気なのも、同じ理由でしょう。生地感が豊かで主張のあるジャケットへの抵抗もなくなってきています。
ただ、モノがカジュアルでも「ラフに見えない」ことは重要。人から見てよい印象をもたらすには、着たときのノーブルな雰囲気や品の良さが欠かせないんです。その点、トラッドは安心感があります。今再ブームのブレザーは、その代表です。


太田さん 太田 世代間での意識の差も大きいのかなと。個人的には「40代」が一つの境目だと感じます。それ以上の方は、場所に合わせてしっかり着分けたいという意識が高く、若い方は「どうせ着るならストレッチするなど快適で、着回せるものがいい」と割り切る方が多い印象です。
実際、最近は丸の内でも、華やかな柄ジャケットを着たビジネスマンをよくお見かけしますし。私個人は、つい前者に共感してしまうのですが(笑)。


青木さん 青木 ビジネススタイルの自由度が上がったのは確かですよね。発想の起点がカジュアルからという人も少なくなく、だから明るい色柄にも抵抗がないんだと思います。とは言え、ブルーやネイビーといった基本色が一番人気なのは、スーツと同じです。


太田さん 太田 着回しという点でも、やっぱりネイビーは強いですよね。ジャケパンに不慣れな人も、ネイビージャケットを基軸にすれば、スーツと変わらない感覚でまとめられますから。


洞内さん 洞内 トライしやすい方法は、スーツのようにジャケットとパンツのトーンを近づけることですね。スーツと比べて柄や生地感に特徴のあるものも多いので、まとめ方が大切です。


太田さん 太田 最近は週末の丸の内でも軽装の方を多くお見受けしますが、ジャケパンスタイルは慣れが大事。休日も積極的にジャケットを羽織って、慣れていただきたいですね。


洞内さん 洞内 うまく着回せれば、装うことが楽しくなりますしね。やっぱりお洒落は「楽しい」ことが一番です。


なぜ着回し需要が高まっているの?
□ クールビズをきっかけにした仕事着のカジュアル化
□ IT系などを中心としたビジネスマンの意識の変化

モノ選びのコツは?
□ カジュアル&ファンシーでも「上品に着られる」ものを
□ 「ネイビー」から始めれば失敗しにくい!

2024

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