
世界に誇れるニッポンの生地産業のひとつに岡山のデニム作りがある。紡績、染色、織り、縫製、加工。すべての工程に職人を擁し、日本人ならではの愚直なまでに真摯な姿勢で臨むその仕事っぷりで、いつしか岡山は世界最高のクオリティを誇るデニム産地になった。今では日本国内のブランドだけにとどまらず、世界の超一流ブランドが岡山産デニムに注目し、実際に使用している。原綿にこだわり、染料にこだわり、昔ながらの力織機にこだわり、細かなディテールにまで徹底してこだわるニッポンのデニム作りは彼らの細かな期待に応えるだけの柔軟性を持ち合わせている。一体、魅力はどこにあるのか。岡山と広島に足を運んで探ってきた。