今、大躍進の日本コスメ「THREE」誕生の"きっかけ"とは─?【加藤綾子/一流思考のヒント】

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第3回「ACRO」取締役会長ブランドプロデューサー石橋 寧さん[前編]

加藤綾子さん、石橋 寧さん

Profile
加藤綾子 Ayako Kato
1985年生まれ。2008年フジテレビ入社、看板アナウンサーとして活躍。2016年よりフリーアナウンサーとなり、活躍の場を広げている。著書に『あさえがお』(小学館)。

石橋 寧 Yasushi Ishibashi
1951年生まれ。ACRO取締役会長 ブランドプロデューサー。1974年にカネボウに入社。大手国産化粧品メーカーを経て2008年にACROを設立。2009年にTHREEを発表。

「できない理由でなく、できる理由を聞きたい。挑戦した部下が失敗したら責任を取る。何もしなければ、退化するのみです」
(石橋さん)

採用は履歴より熱意と人柄短所を直さず長所を伸ばせ

加藤私が初めてTHREEに出合ったのは、局員時代のメイク室にあったクレンジングオイルでした。不規則な生活の中でも「いい香り!」と使うたびに癒されて、パッケージもおしゃれなので海外のブランドだと思っていたら、日本のものだと知って驚いたのを覚えています。

石橋僕は40年以上も化粧品のビジネスに携わってきましたが、RMKとSUQQUという2ブランドを海外でどう売るかをやってきて、ある程度育て終えた頃、2007年にポーラ・オルビスホールディングスの社長から「新ブランドをつくってほしい」とオファーをいただきました。そうであれば「できたブランドを売るのではなく、原料から探して自分がつくりたいブランドを」とTHREEを立ち上げました。その当時から、10年後くらいに必ず日本の時代がやってくると予感していたんです。ロンドン、パリ、ニューヨーク......それぞれの国の良さはありますけど、日本ほど便利な国はない。コンビニに行けばなんでもあって、お金まで下ろすことができて、あちこちに自販機がある。他にも日本はどんなに安いビジネスホテルでも歯磨きセットがありますが、海外ではよっぽどランクが高くないと置いてない。和食にしても、あれほど季節の食材や滋味を活かした香り豊かな料理はありません。

加藤四季がある国に生まれた恵みに感謝しないといけませんね。

石橋そういう意味では、和食に欠かせない国産のお茶の実を原料にしたティーシードオイルを初めて化粧品に配合したのも、THREEなんです。お茶の実の油はツバキ科で、人間の肌になじみやすい脂肪酸組成です。THREEの成分はできるだけ日本の天然由来のものを使っていて、スキンケアやメイク商品にもティーシードオイルが入っています。当時〝天然由来率何%〞と表示したブランドは、ほとんど存在しませんでした。

加藤極力日本の原料を使っているのもTHREEの特徴なんですね。

石橋そのことで円高など為替に左右されず、安定供給ができます。それに日本の原料なら、誰が作っているのかまで把握できて安心です。

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