【加藤綾子/一流思考のヒント】世界のワイン通が認める「ケンゾー エステイト」ワイナリーがゼロからできるまで

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多くの個を束ね、組織を成功に導いている一流のトップには、どんな思考があるか?
会社のマネジメントにも役立つ"ヒント"を加藤綾子さんがそっと探り、お届けする。

第1回「ケンゾー エステイト」ワイナリー 代表取締役オーナー 辻本憲三さん[前編]

>>[後編]はこちら

加藤綾子さん、辻本憲三さん

Profile
加藤綾子 Ayako Kato
1985年生まれ。2008年フジテレビ入社、看板アナウンサーとして活躍。2016年よりフリーアナウンサーになり、さらに活躍の場を広げている。著書に『あさえがお』(小学館)。

辻本憲三 Kenzo Tsujimoto
1940年生まれ。(株)「カプコン」代表取締役会長。1998年からナパ・ヴァレーでワイナリー建造に着手し、2010年「KENZO ESTATE」を開業、現オーナーとして指揮を執る。

「社員を一生食べさせることができれば自分のことはどうでもよくなる。そのためには、数字を読むことが必要不可欠」
(辻本さん)

人々が喜ぶことをビジネスに

加藤今回の連載の一回目にどなたにご登場いただきたいかを考えたとき、真っ先に思い浮かんだお一人が辻本さんでした。フジテレビの社員時代に番組の打ち上げで、ケンゾーエステイトの白ワイン「asatsuyu(あさつゆ)」を初めて飲ませていただきました。

辻本カリフォルニアのナパ・ヴァレーに購入した土地がブドウ畑に適していると知って、山を切り拓きワイナリーを始めて約20年になりますが、こんなに短い期間で赤や白はもちろん、ロゼからスパークリングワインまで8種類のワインをつくっているところは他にないと思いますよ。一番高いところと低いところの畑の面の高低差が500メートルもあって、寒暖差も風向きも全く違うので、同じブドウでも収穫した畑ごとに熟成速度が異なる。ブレンドを変えることでも様々なワインを生み出すことができるんです。

加藤「asatsuyu」以外にも「ai(藍)」「murasaki(紫)」など日本の言葉から発想した名前がどれも素敵ですが、どうやって決められたんですか?

辻本英語の名前にしようと思って悩んだんですが、アメリカの連中に「日本人の考える英語はたかが知れているから、やめたほうがいい」と言われたんです。それに英語の商標は大概、他に取られていますから。とはいえ、漢字を前面に出していないのは、世界で勝負するときにオリエンタルな印象を与えないためです。

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2019年Dec. VOL.297月号

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Dec. VOL.297

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