趣味の極みは一流の仕事に通ず…エグゼの”OFF道”「水墨画」

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責任ある役職につき、ビジネスの第一線で活躍するエグゼクティブたち。仕事に打ち込むのは勿論だが、余暇や趣味に対しても決して手を抜かない。それは、その時間を通じて得た学びや経験がビジネスにも生かされるからだ。自身のOFFの時間でも、”求道”すること止まない方々に、そこで得たきづきを教えていただいた。

セイタロウデザイン代表 山﨑太郎さん

1982年生まれ。2008年に独立し株式会社セイタロウデザイン設立。企業のデザインブランディングなどを中心に多様なチャネルのアートディレクションを手がけている。


水墨画で新しいスケールの美に出会う「水墨画」

水墨画

オフィスにかけられた作品

オフィスにかけられた作品。描かれた季節の花々の”間”から自然との独特の距離感が生まれてくる。

デザイン、建築の境なくクリエイティブ業界を牽引する山﨑氏だが、墨をする瞬間から世界が切り替わるという。墨の香りには不思議な力があるのだろう。



アイデンティティの再発見が次へつながる

アートディレクターとして広告だけでなく建築、プロダクトデザインと多方面で活躍を続け、さらに海外でもインスタレーションを行うなど、グローバルな活動で知られる山﨑さん。

「N.Y.の学校に留学していた頃から、自分のアイデンティティとは何かを突きつけられていました」

そして帰国後、30歳のときに水墨画を始める。

「日本人として、自分自身の軸となる表現を身につけたいと考えたのが、始めたきっかけです。仕事とも趣味とも言い難い時間ですが、どこかで自分の表現の根っこにつながっているのは事実でしょう」

墨は五彩を表すという言葉通り、墨の黒と水の間にある無限の美しさと向き合う時、どこまでもシンプルな思考へと導かれるのだ。



[MEN’S EX2018年08月号の記事を再構成]
撮影/岡田ナツ子、大泉省吾、長尾真志、河野敦樹、池田佳史・仲山宏樹(以上BOIL) 構成・文/伊澤一臣 文/長崎義昭・中河由起恵(以上Paragraph)、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、間中美希子、礒村真介、酒向充英

2024

VOL.341

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