サントーニ

傑作2大モデルに見る、サントーニ品質の秘密

56933

サントーニ 56933

高級ライン「リミテッドエディション」に属する一足。ホールカットシューズにスキンステッチを施し、内羽根キャップトウのようにデザインしている。木型は「リンカーン」。ハンドソーングッドイヤー製法。販売終了

職人技の象徴・スキンステッチを自在に駆使

職人技の象徴・スキンステッチを自在に駆使

厚さ数ミリの革の裏側から針を入れ、表に貫通させずに縫い跡を残すスキンステッチ。非常に高い技術を必要とするが、サントーニはそれを自在に駆使。

芸術的な表情を生むハンドペイント

芸術的な表情を生むハンドペイント

職人が手で染料を塗り重ねるハンドペイントもサントーニの象徴的な技法のひとつだ。手作業ならではの複雑な色合いがファンを魅了。

果てしない手間が掛けられた「アンティカータ・ア・マーノ」

サントーニの多くの靴には、「アンティカータ・ア・マーノ」(ハンドペインティング)が施されている。専属のカラーリストが染料を手で塗り込み、馴染ませた後に今度はウール布で再度色付け、さらにブラシでまた色を塗り重ねる......という長い工程を経て表現される微妙なムラ感は、サントーニの色気と高級感をより引き立たせるものになっている。

サントーニが擁するカラーリスト
サントーニが擁するカラーリストには女性も多い。ハンドペイントによる微妙な色の表現は職人のセンスがモノを言うため、女性ならではの繊細な感性を重視しているのだ。
アンティカータ・ア・マーノ01

このハンドペインティングはアッパーだけでなく、一部モデルのアウトソールにも施されている。普段は見えない部分にまで丹念な手作業を施すあたりに、靴作りに対するサントーニの矜持と愛着が見て取れる。長い修業を経て体得した熟練職人の色入れ技術は、所有者に大きな満足感をもたらしてくれるはずだ。

アンティカータ・ア・マーノ02

ビスポーク的なディテールの演出にも長ける

ビスポーク的なディテールの演出にも長ける

高級ラインの一部には、ビスポーク靴特有のフィドルバック(土踏まずが山型に盛り上がった仕立て)を採用。ディテールによる高級感の演出も得意だ。

11988

サントーニの11988

ロングノーズのポインテッドトウがシャープな顔つきの一足。サントーニの代表的な木型である「ジョージ」ラストを採用。こちらはメインラインである「クラシックコレクション」に属する。ブレイク製法。販売終了

ブランドの個性を印象付けるデザイン力も見事

ブランドの個性を印象付けるデザイン力も見事

ミシンステッチとパーフォレーションを交互に配して一文字トウを表現するなど、個性的なデザインもサントーニの得意技。他に真似できない魅力だ。

縫製の精密さも高い技術を窺わせる

縫製の精密さも高い技術を窺わせる

縫製が難しい革の接合部も、ステッチに一切の乱れなし。この高い縫製技術によって初めて、サントーニの独創的なデザインを具現化できるのだ。

イタリア靴ならではのシャープな形

イタリア靴ならではのシャープな形

ノーズを長めにとり、つま先をノミで削り落としたようなチゼルトウを採用したシェイプ。シャープさを引き立たせるイタリア靴特有のシルエットだ。

個性的技巧を使いこなす一方で基本の縫製も高レベル

とにかく芸が多彩なことで知られるサントーニ。豊富な製法に加えて、細かな技巧や演出 も自由自在に駆使している。メインライン・上級ライン共通して用いられるのは、ハンドペイントと変則的な切り替えや穴飾り。加えて上級ラインでは、ビスポーク由来の仕立てや手縫いのスキンステッチも採用している。この多彩な技巧が、サントーニの独創性あふれるデザインを形作っているのだ。一方で、基本的な縫製も非常に丁寧で精密。技に溺れず地に足のついた靴作りをベースにしているからこそ、技巧的デザインがより際立って映るのだ。

皮革の調達力は世界随一!

ホーウィン社皮革

サントーニが誇る多彩な靴のバリエーションは、原料となる皮革の調達力によるところも大きい。イタリアのイルチア社、フランスのアノネイ社、アメリカのホーウ ィン社など、世界各国の一流タンナーと太いパイプを持ち、厳選された良質なアッパー用レザーを大量に有しているのだ。

アッパーの素材が素晴らしいからこそ、サントーニのお家芸であるハンドペインティングやスキンステッチがいっそう際立った魅力を放つのである。

ホーウィン社のシェルコードバン
昨今生産量が少なくなり、ごく限られたメーカーにしか供給されない米国ホーウィン社のシェルコードバンも保有。信頼関係の強さが窺える。

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